上棟しました2021.10.15
2年以上の設計期間を経て
10月初旬の良く晴れた日、長野市の住宅が上棟を迎えました。
そうハレの日でした。
最近は2階に登るのも、なんだか足がすくみます。
やれやれ
2年以上の設計期間を経て
10月初旬の良く晴れた日、長野市の住宅が上棟を迎えました。
そうハレの日でした。
最近は2階に登るのも、なんだか足がすくみます。
やれやれ
設計の途中で建設場所が変更となり、改めて土地探しを経て、ようやく住宅の工事が始まりました。無駄な作業と思われがちですが、ここに住む家族の住宅に対しての考え方、方向性を決める良い時間を頂いた。設計時間は長くなりましたが、これからの長い人生のほんの少しの足踏みに感謝!
「10月11日」薄曇り
命の洗濯最終日です。鳥取市内のホテルを後に京都天橋立に向かいました。以前何かの写真で目にした「余部橋梁」が帰りの途中にある事を道路標識で発見し急遽見学しました。この橋梁はかなり高いところに架かる鉄道用の橋のため、昔は強風の時には運行中止になるとか。今はちょっとした観光地でガラス張りのエレベーターまで付いて橋梁にある余部駅まで上ることができます。
今回最後に立ち寄った観光地は天橋立でしたが、以前何回か訪れた場所でもあり、あまり感動もせず、残りの時間はひたすら高速道路を自宅へ向けて走らせていました。
翌日の2019年10月12日は長野に台風の影響による大雨が降り続き、知り合いの家が床上浸水するなど、忘れられない旅の終わりとなりました。
(おわり)
7月17日
小規模な物件ですが、3年ほど設計期間を費やし、本日上棟となりました。
格子柱とムラサキシキブ(植栽です)のバランスが思いのほか良かった本日の現場です。
「10月10日」快晴
この日は広島を後に島根へ向かいました。中国自動車道、浜田自動車道で大朝インターまで走り、そこから石見街道(国道262号線)をひたすら石見銀山へ車を走らせました。車の往来が少ない石見街道は日本の原風景が広がる風光明媚な道、オートバイでのんびり走りたいと思える街道です。広島を朝早く出発したので朝10時に世界遺産でもある石見銀山の駐車場に到着しました。が、ここが世界遺産?と思えるほど人が少ないことに驚きました。駐車場に大きな案内地図があったので、とりあえずそれを見て町歩きを始めました。土壁や板壁の集落が点在する古い町並みをのんびり歩きましたが、鉱物の採取が盛んだった頃は賑わっていた集落、その後、労働者が若者が出ていき、開発されず取り残された恩恵で、今は静けさを取り戻した美しい町並みに見えました。今までいろいろと町並みを見てきましたが、同じような場所―美しい町並みが残る街道―が今は貴重な日本の原風景なのだと感じます。
自販機を隠す工夫が涙ぐましい。
出来れば自販機は撤去し、ちゃんとした手作りジュースが飲める場所があるといいな
街道沿いにはこんな気持ち良い雑貨屋さんがありました。実は現在進行中の住宅をこんなイメージで設計中です。
こんなステンドグラスがひとつあるだけで、豊かな空間になるのが不思議です。
この街道に点在する小さな店を冷やかし半分で散策するも、ここで購入したお土産はこの地域で昔から作っている飴を一袋だけ。石見銀山銘菓「げたのは」という素朴な味の飴ですが、実は2年たった今も事務所の冷蔵庫に眠っております。(そろそろ頂かないと)
石見銀山を後に出雲へ車を走らせ、お昼ごろ出雲大社に到着。出雲といえば出雲そばですね。大社近くのお蕎麦屋さんで三段そば?なるものを頂きました。長野のそばと違いますね。
腹ごなしに出雲大社をゆっくり散策しました。縁結びの神様で有名でもある大社には相変わらず女性同士または女性の一人旅が多く目に付きました。
左にちょっとだけ見えるのが拝殿、そして奥にご本殿とその先に八雲山があるはず…
ご本殿は伊勢神宮と比べ回廊から内部を少しのぞき見できます
今は使われていない駅舎。
旧駅舎の内部は折り上げ格天井とデザインされた照明器具。切符売り場との調和も素晴らしいものでした。
その後、前回出雲で時間を費やして行けなかった松江に車を走らせました。宍道湖を横に見ながら暫しのドライブを堪能し松江城前の駐車場に車を停め、松江城と小泉八雲住居後を見学しました。ここは町並みがきれいな場所で、好きになりました。
そしてこの日は鳥取のホテルまでハードな旅でした。
(つづく)
動物病院だった施設を住宅へと変えるための設計作業が終わり、いよいよ工事がはじまりました。現在解体作業中ですが、当初の設計図面と現場状況の食い違いがあるのがコンバージョンの難しいところ。現場を確認しながら監理を進めます。新築より手間のかかる改修設計ではありますが、楽しい作業でもあります。
コロナ禍では流石に命の洗濯にも行けず、途中で止まっていた「命の洗濯2019秋」をようやく書き終えました。残り3日間の記録を数回に分けてアップします。
「10月9日」快晴
この日は朝から雲一つない晴天!とても気持ち良い朝を迎えました。ホテルで早めの朝食を済ませた後、呉に向かいました。呉に着いて無意識に眺めたのが広島市方面の山。前日の広島平和記念資料館で知った呉から山越しに見えたキノコ雲を想像していました。頭の中には資料館で目にした山の背面に姿を現したキノコ雲、当時の人々はこの山の背後に恐ろしい光景を見たように、頭の中は過去にタイムスリップしていました。そう、資料館の写真を目にしている風景と重ね合わせていたのです。そして原爆投下の日も今日と同じ快晴だったようです。
しばらくぼーっとした後、「てつのくじら館」へ。ここでは大きな潜水艦が出迎えてくれました。さすが造船の街といった印象です。この資料館は確か無料だったと記憶しています。何種類もの潜水艦の展示があり、内部に入ることができる潜水艦までありました。船内はとても狭く窓もなく、我々建築設計者では設計しない機能的な船内空間を体感することができました。
つづいて「大和ミュージアム」へ。ここは精巧な戦艦ヤマトの大きな模型が展示され圧倒されます。
午前中は何やら歴史の、それも悲劇の歴史を体感したようで、心のゆとりが無くなってきました。気を取り直しお昼にカレーで有名?な「港町珈琲店」で海軍さんのカレーを食べることに。店内の気持ち良い2階のデッキテラスで海上自衛隊の駆逐艦?などを見ながら荒波でもお皿からこぼれ落ちない、ねっとりしたカレーを堪能しました。これが本当に旨いのです。旅行の疲れもあり、しばらくテラスで海を眺めて過ごし、帰りにお土産のカレーをお買い上げ。
その後、広島市の毘沙門台にあるカフェ・ダスティアーツへ。この店は建築家(谷尻誠氏)が設計した広島市内を見下ろせる高台に建つカフェで今日の目的地のひとつでした。
夕景をカウンターから眺めながら珈琲とクッキーを頬張りながら休憩しました。
広島に戻り夕飯は、地元の人たちで賑わっていたお好み焼き店へ。「そうですか、はるばる長野から来たのですか」と広島弁でマスターから、お隣のお客さんから激励の言葉で長い一日が終わりました。
(つづく)
誕生日と重なった休日、山に登った–登山でなく車です。冬には良く訪れる志賀高原の初夏、この季節は風がとても心地よい。昔はこのロープウェイでスキー片手に向かいの山(西館山)へ何度も渡ったものです。残念ながら今は過去の乗り物(展示物)になってしまって…。この歳となってはロープウェイ前の彼らのように青春(死語でしょうか)はできないですが、半世紀以上生きた今でも公私共に楽しいと思える事が何よりです。このロープウェイは恐らく同年代でしょうね。人生楽しいですか?と聞いてみたい同年代。それにしても良く見るとクラシックな渋い体つき、カッコいいね!なんて…ね。
人生楽しみついでに仕事ももうひと頑張り!この渋い、そして味わいのあるロープウェイのような、そんな建物を創るのが…理想です。
春の花が咲く季節はいいですよね。この季節は事務所へ歩いて通勤しています。といってものんびり歩いて20分程度でしょうか。この季節、朝は凛とした空気が気持ち良いのです。3週間ほど前から長野でも梅の花が咲きはじめ、続いてソメイヨシノも花を咲かせました。そろそろ若葉が芽吹く季節となりますね。で、歩いていると住宅の庭木にどうしても目が向いてしまうのです。仕事柄なのでしょうか。
通勤途中の道沿いに、あまり多くは無いのですが庭木に桜を植えている住宅を見かけます。季節を感じる木があるといいですね。
私の生まれた実家でも庭には梅の木がありました。子供の頃は花などに勿論興味などなく、季節を木々で感じる事もなかったのです。
話を通勤途中の庭木に戻しますが、今朝歩いていて感じたのは住宅にソメイヨシノがどうしても私には馴染めないのです。なぜでしょうね。日本家屋といえば平屋の住宅に小さな庭があり、そこには梅のうねった枝が道路側に迫り出す風景が頭にはあるのです。生まれ育った庭の梅が原風景となって心に焼き付いているのか。
ソメイヨシノはもともと人工的に創られた桜かと記憶しています。どうもここに引っ掛かりがあるのか?ソメイヨシノは公園の木ならいいのか?でも神社やお墓を見守るように咲いている桜は心惹かれるし…。写真は今朝撮った写真です。ここは通勤途中に立ち寄る神社ですが、こんな桜はいいですね。通勤では住宅の庭木桜と神社の桜を見比べ、住宅に桜は馴染めないものか?こんな事を考えながら歩いてきました。
桜(ソメイヨシノ)が住宅に馴染まない理由、今回通勤中の議題の結論は相変わらず持ち越しとなりました。(枝ぶりと建物-屋根のバランスによるものなのかな?)とブツブツ。
コロナなどの影響で工事期間が3ヵ月伸びてしまった住宅がようやく完成しました
浅間山が綺麗に望めます…が北方面なのが残念です
キッチンの壁にモールテックスという特殊な塗材を施して油汚れ対策を施しました
2階の書斎からリビングが良く見えます。まるで司令塔のよう
コロナの影響もあるなか、何とか予定通り4月からの認定保育園に向けた園舎本体が完成しました。
残りの植栽工事を今月完了させると、いよいよ子供たちはこの場所での思い出が原風景となり心に刻まれるのでしょうね。
今月の植栽工事が残っていますが、もうひと頑張りです。
20年ほど使ったシステム手帳が少しずつ色褪せ、いつの間にやら綻んで、意を決して2021年から新しい手帳にした。「ほぼ日手帳」と呼ばれるもの。-ほぼ-という大雑把な名前に惹かれたこの手帳はスケジュールと毎日何かを記録する項もあり、日記の様に使えるところが気に入り購入した。体裁は気にせず感じたことや考えている事など文字と下手な絵を取り混ぜ記録し始めて1ヵ月、恥ずかしくてお見せ出来ませんが相変わらず字が汚い(下手な)のが気になります。
背後にあるノートは仕事用ノートで打合せた内容をメモするためのもので後からの読解に苦労してます。
なかなか時代に反してアナログですね。