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命の洗濯2019秋 其の七2021.07.05

「10月10日」快晴

この日は広島を後に島根へ向かいました。中国自動車道、浜田自動車道で大朝インターまで走り、そこから石見街道(国道262号線)をひたすら石見銀山へ車を走らせました。車の往来が少ない石見街道は日本の原風景が広がる風光明媚な道、オートバイでのんびり走りたいと思える街道です。広島を朝早く出発したので朝10時に世界遺産でもある石見銀山の駐車場に到着しました。が、ここが世界遺産?と思えるほど人が少ないことに驚きました。駐車場に大きな案内地図があったので、とりあえずそれを見て町歩きを始めました。土壁や板壁の集落が点在する古い町並みをのんびり歩きましたが、鉱物の採取が盛んだった頃は賑わっていた集落、その後、労働者が若者が出ていき、開発されず取り残された恩恵で、今は静けさを取り戻した美しい町並みに見えました。今までいろいろと町並みを見てきましたが、同じような場所―美しい町並みが残る街道―が今は貴重な日本の原風景なのだと感じます。

自販機を隠す工夫が涙ぐましい。
出来れば自販機は撤去し、ちゃんとした手作りジュースが飲める場所があるといいな

街道沿いにはこんな気持ち良い雑貨屋さんがありました。実は現在進行中の住宅をこんなイメージで設計中です。

こんなステンドグラスがひとつあるだけで、豊かな空間になるのが不思議です。

この街道に点在する小さな店を冷やかし半分で散策するも、ここで購入したお土産はこの地域で昔から作っている飴を一袋だけ。石見銀山銘菓「げたのは」という素朴な味の飴ですが、実は2年たった今も事務所の冷蔵庫に眠っております。(そろそろ頂かないと)

石見銀山を後に出雲へ車を走らせ、お昼ごろ出雲大社に到着。出雲といえば出雲そばですね。大社近くのお蕎麦屋さんで三段そば?なるものを頂きました。長野のそばと違いますね。

腹ごなしに出雲大社をゆっくり散策しました。縁結びの神様で有名でもある大社には相変わらず女性同士または女性の一人旅が多く目に付きました。

左にちょっとだけ見えるのが拝殿、そして奥にご本殿とその先に八雲山があるはず…

ご本殿は伊勢神宮と比べ回廊から内部を少しのぞき見できます

今は使われていない駅舎。

旧駅舎の内部は折り上げ格天井とデザインされた照明器具。切符売り場との調和も素晴らしいものでした。


その後、前回出雲で時間を費やして行けなかった松江に車を走らせました。宍道湖を横に見ながら暫しのドライブを堪能し松江城前の駐車場に車を停め、松江城と小泉八雲住居後を見学しました。ここは町並みがきれいな場所で、好きになりました。



そしてこの日は鳥取のホテルまでハードな旅でした。
(つづく)

 

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