基礎工事完了2024.08.05
長野市の歯科医院 基礎工事が完了しました。
長野市の歯科医院 基礎工事が完了しました。
6月着工予定のクリニックです。それに先立ちPC上で事前着工を試みて1階まで立ち上がりました。30年ほど前まではT定規と鉛筆で図面用紙に鉛筆を走らせていましたが、時代は変わりましたね。それぞれの時代の手法に一長一短はありますが、好き嫌いでいったら鉛筆とT定規で描く方が頭と描く線が直結しているようで好きです。鉛筆のカーボンで袖が真っ黒になり、いつも京王線の最終電車に乗り込むと、同じように袖が汚れている恐らく同業者であろう方々を見ると(がんばってるなぁ)と心の中でつぶやく日々が懐かしい思い出です。そして一級建築士の問題集に目を向けている姿を見て自分も鞄から問題集を取り出したり…まさかねぇ、こんな時代になるなんて。と感慨深げにこの図面の入力に格闘している毎日です。
残り1ヵ月の工事期間しかない保育園の工事現場です。
写真は階段ホールですが、天井を円形加工しトップライトもありと、こんな面倒な設計に付き合って頂いている職人さんに感謝!
現在設計中の医療関係現場です。
この機械を使って地盤の硬さの調査をお願いしている写真ですが、結果は硬い地盤でほっとしたところ。予定より2ヵ月遅れの基本設計中ですが、そろそろ次のステップに進まないと…
実は少し焦っております。
最近医療施設の設計が重なりました。医療施設はそれぞれの専門分野で設計ハードルが高く、打合せにも余念がありません。
イメージCGは現在、歯科医院の基本設計中のものですが、歯科治療は細かな動作(動線)も多く、診療効率に大きく左右される分野のひとつかと思います。まだまだ検討事項が多いなか、外観も並行して進めていますが、建築地は外観の制約が多い地域であり、実は頭が痛いのです。医療施設の外観は医院の顔であり、街の目じるし的な存在にもなりうる施設、良い目じるし(シンボル)となるべく内部構成から外観も含め目下奮闘中です。
今年度完成予定の保育園の外壁色を検討しております。今までは2次元の図面に色を塗り、頭の中で立体をイメージしながら素材や色などを検討してました。今回は初めて現在習得中の3次元設計(BIM)を駆使し、まずは外部の素材を検討中です。非常に便利な設計ツールですが、自分の頭の想像力やスケッチ力が衰えてしまうのではないかと、少し心配です。これからは図面作成の効率が良くなり時間が浮いた分、スケッチや設計の思想、また技術的な習得に時間を掛けようかと。
リスキリング!仕事の効率化!時代の流れですね。
しばらくご無沙汰しておりましたが、元気に仕事をしております。
Blogではほとんどが遊んでいる記事で、仕事しているの?
なんて思われる方々に少しだけ今の仕事をご紹介します。
今回は手短に住宅以外に現在進行中の医療施設と福祉施設の写真をアップします。
共に鉄骨造で工事中の写真は医療施設。更地にボーリング調査の写真は福祉施設です。
基礎下の補強工事です。この後この箱にコンクリートを流し込みます。
早すぎる梅雨明けの猛暑のなか、建設作業に従事している方々は高齢者が多く、危険な作業でもあるため心配です。「お疲れ様です!」と声を掛けるしか術がないのですが…
只今設計中の福祉施設の敷地ですが、ボーリング調査の結果があまり良くないのです。
2021年も残り2日ですね。
9年前のちょうど今日(12月29日)はバルセロナで未完の建築に感動していた時です。
ここ2年どこにも行けず、心のゆとりすら失った気がしますが
来年こそは仕事に そして旅の復活に 充実した一年でありたいものです。
事務所は昨日で仕事納めでしたが、雑用が諸々あり出社しています。
だめですねー、時間のゆとりが無いのは。
ともあれ来年もどうぞよろしくお願いします。
2年以上の設計期間を経て
10月初旬の良く晴れた日、長野市の住宅が上棟を迎えました。
そうハレの日でした。
最近は2階に登るのも、なんだか足がすくみます。
やれやれ
動物病院だった施設を住宅へと変えるための設計作業が終わり、いよいよ工事がはじまりました。現在解体作業中ですが、当初の設計図面と現場状況の食い違いがあるのがコンバージョンの難しいところ。現場を確認しながら監理を進めます。新築より手間のかかる改修設計ではありますが、楽しい作業でもあります。
今月の上棟(その2)
9月のお日柄も良い大安の日、保育園が上棟しました。
昨年暮れから各種申請に始まり、コロナ禍の5月連休が終わった頃、設計図の作図も終了した保育園です。
これから基礎工事が始まる2つの物件に先立ち、コンピュータの中で上棟を迎えました。
ひとつは住宅、そしてもう一つが保育園です。仮想の工事は今回がはじめての試みです。
頭の中で3次元を駆使し創った2次元の図面が、実際の工事で構造的に整合性がとれているか、あるいは問題が無いかを見定めるために、3次元の立体図面を造り確認しました。
自分が仮想空間に入り基礎工事から始まり、大工さんになって柱や梁を組んでいきます。仮想なので汗は搔きませんし、体力を消耗することも無い工事。あっ、でも慣れない作業のためストレスだけは増大していきます。
んっ、この部材は邪魔だなぁーなど、ひとりブツブツと呟きながらの工事で、職人さんの気持ちが少し分かったような気がしてきました。
仮想を通して両物件とも多少の改善が必要であることが分かり、これから工事業者と調整を図ります。今までは現実の現場で問題が発覚し、その場で解決しなければならないため、即決が求められましたが、今回は事前に問題点が分るので非常に助かります。
今後、益々3次元の図面が普及するのでしょうが、柔軟なデザインは手描きの(フリーハンド)作業から!と少し古い考えになりつつありますが、これはまだまだ私のなかでは健在です。それと模型も欠かせません。
どうでしょうか?
上の2つのCGより下の2つのスケッチの方が人間らしい暖かさがありませんか。
手の温もりといいましょうか…