既製品の寄せ集めでは出来ない美しさ2018.02.05
2年に一回のペースでお客さんでもある病院の定期調査をしており、先日も現地に出向きました。ここは古さは隠せませんが、なんだか趣のある空間で私は好きです。安い建材で出来た建物が古くなると目を覆いたくなるものですが、人間の手作り感がこのような落ち着いた表情を見せるのでしょうか。20年、30年先に愛着が持てる空間を創るには…
設計者は考えることがいっぱい。
2年に一回のペースでお客さんでもある病院の定期調査をしており、先日も現地に出向きました。ここは古さは隠せませんが、なんだか趣のある空間で私は好きです。安い建材で出来た建物が古くなると目を覆いたくなるものですが、人間の手作り感がこのような落ち着いた表情を見せるのでしょうか。20年、30年先に愛着が持てる空間を創るには…
設計者は考えることがいっぱい。
2018年3月引き渡しに向けて現在工事中の住宅です。「外観は目立たなく、中はお洒落に」との依頼で始まった住宅ですが、外観も少し自己主張しております。
昨年の暮れにようやく助成金の決定通知が下りた施設です。
長野駅近く、とある施設の一角に保育所を作る計画を進めてきましたが、いよいよ工事が始まりました。
予定では今年の4月から保育を開始します。募集要項が決まりましたら改めて通知致します。
興味のある父兄様は弊所まで一報ください。
オリーブの葉は薄い緑色でこの葉がとても好きです。スペインやイタリアそしてトルコで良く見かけたこの樹。そして「平和」「知恵」「勝利」の象徴としての樹を自分でも育ててみようと思いました。
ことの経緯はこんなのとから….
休日に近くの造園店へ散歩の途中立ち寄りました。そこにはオリーブの樹が雪をまとい、あの乾燥した陽射しの強い地域で見かけたオリーブとはまるで印象の違う姿に興味深深。店員の方から長野の寒冷地でも育つとの説明を受け、とりあえず事務所の観葉植物として購入しました。以前新潟の住宅を設計した際、豪雪地帯にも係わらず、屋上庭園にオリーブを地植えしましたが、そのオリーブも少しずつ成長している様子。以外にもオリーブという樹は寒さにも雪にも、ほどほどに耐えられるようです。事務所でのオリーブ育成実験で問題なければ今度は我が家の庭に地植えの実験もしたいなと考えています。
また、2年前に頂戴した高価なサンセベリアも事務所との相性が良く、成長著しく今年の春は株分けするほどになりました。潤いに欠ける事務所もこうして緑を少しずつ増やし、住宅と同じように癒しの空間にしたいものです。
新年から取り留めのない話となりましたが、弊所も9日から通常通りの業務となっております。
昨年同様本年もどうぞよろしくお願い致します。
かれこれ10年以上のお付き合いとなるお客さんが居ります。弊所でリハビリセンターの設計をさせて頂いたのがご縁で、既存の住宅や病院棟の改修工事を毎年のように、少しずつ手直しをされているのです。今年も改修工事を実施しました。今回は住宅の水周りの工事ですが、住宅はこれでほぼ全ての箇所の工事が完了したところです。嬉しさ半分、寂しさ半分といった気分に浸っております。
現在工事中のオーディオ室のある住宅です。音環境というものは奥が深く、様々な専門家と取り組んでいる案件です。配線の性能や仕上げ材の強度や硬さなども目下精査中。建築的にはフラッターエコー対策として部屋の形を台形とし、天井も勾配天井にしていますが、強度を確保するのが難しく着工して5ヶ月でようやく方向性が見えてきました。これは建築基準法の強度とは別に、音圧でビビリ音を防止するための強度確保で、これがまた厄介なのです。またリスニングポジションの位置もカルダス式等さまざまな方式を使い決定づけられます。面白いですね。なんだか大学で音響の講義を実践しているようで。しかし生演奏と違いスピーカーから発する音を最良の環境で聞くことを前提にしているので残響時間なども劇場ホールなどと違い苦労の連続です。こんな作業を繰り返して分かってきたことがあります。黄金比という言葉を聞いた事がある方も多いかと思いますが、音環境を良くしていくと、デザイン面でも黄金比と呼応するのか空間のプロポーションが良いのです。これまた完成が楽しみです。そして何より施工会社が面倒がらず対応して頂いていることが心強くもあり申し訳無くもあります。
雨模様の週でしたが
上棟式の当日
天気が回復し気持ち良く晴れ渡った青空の元
無事上棟式となりました
基礎工事が完了した住宅です。
写真では、わかりずづいのですが、この住宅は平面が長方形ではなく、少し斜めの壁で構成されています。
弊所の設計では良くある事ですが、施工するのが大変で、設計監理も実は大変だったりします。
今回も設計図の通り基礎を施工するまでに何回も図面であるいは現場で確認-訂正の繰り返し。
でも完成した時の空間の豊かさは、四角形の単純な住宅とは比べものになりません。だから敢えてお客さんには提案してきました。完成が楽しみです。
行政の検査も本日無事終わり、引渡しが近くなった住宅の現場です。
一番苦労した(していただいた)工事のひとつがこの階段ではないでしょうか。しかも同じ様な階段がこの住宅にはもうひとつあるから現場は大変なことに。
あと少し、気を引き締めての監理が続きます。
長野県にメルヘン街道という気持ちの良い山岳道路があります。冬季は閉鎖されている道路がこの時期恒例のイタリア車先導での開通式があり、今日がそのイベント日。我が家の車も10年を超え、今年が最後かなーなんて思い、イベント参加を企てていたのですが、すっかり忘れて気がつけばイベント終了時刻。実現ならず。
この時期はソメイヨシノが一斉に咲き、その後シダレ桜、山桜と続き、とてもウキウキとなんだか嬉しい気持ちになります。これも四季の移ろいからの影響でしょうか。ここ長野ではソメイヨシノも満開を過ぎ、少しずつ散り始めですが、いよいよ気持ちよい季節となります。
話は変わりますが昨晩、テニス仲間との呑みで「お前!本読んでる?」との問いに「最近読んでないな~」との返答をしたことを思い出しました。そして文章を書くセンスも本を読んでいる量と比例しているのでは…と。何気ない会話の内容が一日経った今ようやく覚醒し始め、今こうしてブログを書いているところです。確かに昔と比べ、ブログを書く頻度や読書する時間が極端に少なくなったことに今更ながら気付かされました。頭の中はいつも仕事のことでいっぱい。休日も打ち合わせが多く、休めるのは夜の就寝前の少しの時間だけ。なんだか人間らしくないですね。仕事をするロボットみたいで。枕元には常に文庫本が置かれ、いつでも読める状態なのですが、睡魔のお誘いにどうしても断りきれない自分がいます。夜も少し苦手となってきました。かといって朝型でもないのです。一日24時間は皆同じ。ゆとりのある人生を送るため、今日は仕事を早めに切り上げて、人生の先輩でもある建築家人生の映画「人生フルーツ」を鑑賞しようと思います。
昨年の11月末に相談を受けた保育所建設計画がこれから始まろうとしております。
この計画は、都市圏では多く見られる計画かと思います。それは新築で保育園を建てるのではなく、使われていない事務所を改修して保育所にするというリノベーションプロジェクトです。この4ヶ月の間で補助金申請・基本設計及び実施設計・確認申請という目が回るほどの忙しさでしたが、ようやく着工となりました。現在は無味乾燥に見えるこの風景も、子供たちが感性豊かに過ごせる空間へと変えたいところです。が・・・如何せん検討時間が無く、これから監理で挽回というところでしょうか。ひとまずホッとした春です。
今年はAPEC アーキテクト更新年でしたが、審査が通り何とか取得できました。
あまり馴染みの無い資格ですが、複雑な建物の設計がが出来る称号のようなものです。
夢は海外(APEC 加盟国)の仕事など…