フィアット500のように2016.11.02
事務所の大型窓があまりにも寂しいので
悪戯心に火がついて
先日、軽井沢で手に入れた
フィアット500のステッカーを貼ってしまいました。
そう、ルパン三世にも登場するイタリアの小型車です。
小さな車体に大きな荷物を載せて
「さあ どこかに行こう!」なんてね。
事務所もこの車のように、
小さくても大きな仕事をしたい。
そんな希望も密かに込めて・・・
事務所の大型窓があまりにも寂しいので
悪戯心に火がついて
先日、軽井沢で手に入れた
フィアット500のステッカーを貼ってしまいました。
そう、ルパン三世にも登場するイタリアの小型車です。
小さな車体に大きな荷物を載せて
「さあ どこかに行こう!」なんてね。
事務所もこの車のように、
小さくても大きな仕事をしたい。
そんな希望も密かに込めて・・・
新しい事務所で仕事をして8ヶ月となりました。1-2月の寒い時期から8月の酷暑までの間、気になる冷暖房など光熱費について少し話をします。
弊所は木造2階建て約20坪の小さな事務所です。この事務所には薪ストーブと冷暖房対応タイプのパネルヒーターを入れました。これは冷暖共に使える体に優しい輻射タイプの器具で、とても心地良い器具です。そして薪ストーブはアメリカのバーモンドキャスティング社で製造している「イントレピッドⅡ」(6,750kcal/h)。薪ストーブにしては小型のタイプを入れてありますが、これで十二分に暖まります。というより暑い程です。断熱の方法や間取りにもよりますが、午前中火を入れて午後はコトコトと弱火でも、着ている服が長袖から午後には半袖になります。そして「暑いな~隣(コンビニ)に行ってアイスクリーム買ってきて!」となります。基本的な操作さえ守っていれば密閉型のストーブなので火事に対してもあまり気にすることも無いのではないでしょうか
そして肝心の冬の光熱費ですが、暖房は薪ストーブがメインです。たまにパネルヒーターを入れますが、今年の冬は数回程度しか使いませんでした。ですから光熱費に関しては薪の使用量となります。使用する薪は主に雑木です。楢薪はカロリーが高いのですが買うと高額で火付きも悪いので、あえて雑木(天然木なら何でも)を好んで燃やしています。朝9時頃薪に火をつけ、午前中5-6本の薪で事務所内を暖め、午後は夕方5時頃まで火を絶やさない程度(1-2時間に1本)に薪を使い、あとは余熱で夜9時ごろまでは問題なく快適な温環境で維持できます。一日の薪の使用量は1-2束程度かと思います。今年の分は知り合いからタダで頂いた薪で光熱費は0円ですが、薪を購入するとなると長野では雑木で1束350-400円程度なので一ヶ月で15,000円~18,000円程度でしょうか。少し高いですね。薪も贅沢品ですからご自身で薪集めをすると光熱費が抑えられます。想像するに薪ストーブを使うよりパネルヒーターの方が安いのではないかと思います。ただ、薪ストーブは光熱費だけでは計れない楽しみもたくさんありますので止められません。楽しみについては時期がきたらアップします。
また夏の光熱費ですが、8月の暑い時期の電気代が6千円台と今までのエアコンで仕事をしていた時と比べると1/3程度に抑えられました。すごいですね。ただまだ一年目のデータなので今後もう少し分析したいと考えていますが、省エネの器具となりそうです。
もし興味のある方は見学できますのでお気軽に連絡してください。
基本的に雨は嫌いです。
晴れ、それも雲ひとつ無い紺碧の晴れが好きです。ですが、シトシト降る雨を打ち合わせの無い仕事場で眺めていると、なんだか心癒され、これもまんざらでも無いな。なんて。本日は模型を造りながら(作って頂いている)、ジャンルを問わない音楽が後方から次々と流れ、心地よい雨の筋を眺めています。
話は変わりますが、写真に写っている唐模様の陶器は、家具に付ける「つまみ」です。先日インテリアショップで見つけ購入した物。これから始まる家に付けるか、はたまた我が家に使うか、嫁ぎ場所は決まっていませんが、良い家具の設計が出来たらお披露目したいと密かに考えているところです。こんな小物の購入も楽しいのですが、先日少しだけ大きな買い物を…(ニヤリ)だからという訳ではないのですが、少し浮き浮き気分の今日この頃。
新しい事務所に入れた冷暖房器具をご紹介します。これは冷房と暖房をひとつの機器で対応出来るスグレ物。これから蒸し暑い夏が始まりますが、写真は本日の冷房状況。パネルのフィンに結露が見受けられますが、これで湿気を除去してます。室温は少し高めですが、湿度が低いので事務所内は快適な空間となっています。特に1階は洞窟内にいるような感じといったら良いでしょうか。冷風が出るエアコンと違い、空気を対流で冷やしているため、特に女性に多く見られる局所的に冷える冷房病など気になる方にはお勧めの器具です。また省エネにも貢献しています。
上から見た器具の写真です↓
先日の出来事ですが、雑誌取材の立ち合いで訪れた住宅の話をします。
竣工して2年が過ぎようとしているこの住宅は、私が言うのもなんですが、少しずつ住む人の個性が表れ、良い感じとなってきました。 完成した当時、まだ家具が入っていない部屋は粗削りの未完成なイメージで、少し冷たさも感じたものです。しかし、この2年で何とも心地良い癒しの空間に変貌し、いつも長居してしまうような家になっておりました。これは部屋に緑が点在し、色調を統一した厳選された小物たちが良いスパイスとなり、主役である家族が幸せそうに見えるからでしょうか。少なくとも私にはそう映りました。博学なご主人と、心優しい奥さん、そして何事にも興味を示すご子息。家族とインテリアが実にマッチした住まいなのです。
帰り際に最近購入されたピアノとギターをご家族で演奏してくださり、演者の後ろ姿を見ている私はというと、座り心地の良いソファで設計打ち合わせの時を思い起こしながら心地よい夢を見ているようでもありました。
(この住宅は夏頃に雑誌KURAに掲載される予定です)
設計監理というものは、現場に出向いて様々な確認作業や検討作業がありますが、最近は通信技術の進歩により現場確認も効率良くなってきましたね。
この写真は昨日現地に出向き外構をどうするか、白線で検討しているところですが自然環境に身を置き、リフレッシュも兼ねた現場作業というのはとても好きな仕事。
一方こちらは本日の足場解体の様子。仕事の都合で現場に行けない場合もあるのですが、「ライン LINE」という便利なツールで送られてくる写真で当日の様子を窺い知り事が出来ます。すごいですね。とタダタダ他人事のように感心するばかりです。そして只今ipadを利用して外部からでも図面をチェック、スケッチできるアプリを物色中。といってもスマホオンチな私には先が長い話です。
ルーフバルコニーが少しづつ仕上がってきました。
建築地が街の中心地に近いため、近隣の住宅や通行の方々の目線を気にせず過ごせる空間としてのバルコニーです。この他にもう一つ浴室から望める坪庭バルコニーもあるのですが、こちらは眺めが最高です。
無駄を削ぎ、動線を簡潔に、そしてシンプルに…
予算の関係から小さく、そして贅沢に暮らせる家を実現させるため目下奮闘中の住宅があります。その打ち合わせを昨日行い、5案目にして、少しずつ固まりつつあり、ひとまずほっとしております。
「大きな家の設計と小さな家の設計とではどちらが難しいか」と良く質問を受けるのですが、どちらかというと小さな家の方が難しいように感じます。といっても極力無駄を排除し、そして、無駄な余白を残し、遊び心のある豊かな家。なんて矛盾した内容を真剣に考えるのは実に楽しいものです。
写真家による竣工写真撮影の立ち合いをしてきました。正攻法で撮影する写真家に対して、こちらは日常の目線を意識して撮影を試みました。設計の時には気が付かなかった思いもよらない発見があったり、また少しばかりの反省点もあったりと、住宅の設計は奥が深いですね。考える事が無限大といったところでしょうか。
話は変わりますが、最近の傾向(私もですが)として贅沢な物に溢れた暮らしから、厳選したアイテムに囲まれた「必要最小限の家」の相談が増えてきたように感じます。設計進行中の物件でも25坪程度に抑えた住宅を目下奮闘しているところですがこれが難しいのです。「フランス人は10着しか服を持たない」という売れ筋の本を昨年斜め読みしましたが、住宅の場合はどうなのだろう?と考えを巡らせています。人工知能、ビックデータ、自動運転、ロボットなど今世紀は何かと夢のような未来が実現しそうな話で持ちきりですが、今の私のしている事はというと、より人間的な、あるいは人間の本質を探っているかのようで、ある意味逆を走っているようにも感じます。だからという訳ではないのですが、何にでも応えてくれるスマホからガラケーに変えた変人でもあります。人工知能による世界が人の気持ちも支配するような世の中にはならないでほしいものですね。
メラメラと燃える薪ストーブの炎を見ていると心が和みますね。
最近、事務所にも新たに薪ストーブを入れたのですが、これがすこぶる燃費がよろしいのです。自宅の薪ストーブと比べて20年近く新しくなった影響なのか、はたまた気密性や断熱性が良くなったのか…。寒い冬でも半袖で過ごせる程に。これから「焼きリンゴ」「焼き芋」「煮込み料理」なんて仕事しながらトライしたいと思います。
建築家 吉村順三設計のハーモニーハウス(軽井沢)は老朽化が著しく、修繕費を宿泊やカフェ利用料で補うというシステムがあります。たまたま、設計依頼のあったお客さんからもお誘いの連絡があり見学に行ってきました。
シンプルな内装と、心地良い断面プロポーションは、図面からでは想像出来ない空間で、ここに来てその素晴らしさを体感できました。シェアハウスは暖房が無く、この季節には少し肌寒い空間でしたが、部屋から見える木々は、紅葉終盤という姿で凛とした景色が広がります。窓を全開にして観るこの景色は、鳥のさえずりも手伝い何とも言えない心地良さがありました。
またラワン合板の簡素な仕上げの廊下に面してキッチンや水廻りが配置されているのですが、ここで少し驚いたのは浴室に面する脱衣室の入口幅が58cmと狭く、クレームが起きそうな入口だったこと。ただ脱衣棚などの関係から、そうせざるを得ない理由があったものと想像します。最後に共通の趣味であるお互いの車を並べ、シェアハウスの前でパチリ。久しぶりの軽井沢を満喫できました。
少し時間が経過してしまいましたが、長野市から30分程走った高原に建つ別邸の監理に出向いた時の写真です。既に薪用の丸太が平置きされ羨ましい限りです。来年の新緑頃完成予定ですが、冬の凛とした空気のなか、散歩するのも楽しい場所だと思います。そして冷えた体を薪ストーブで暖を採り、美味しい煮込み料理もこの薪で出来るのです。我が家の薪の調達はこれからですが、その前に煙突掃除が待っています。カーボンオフセットにも貢献でき、健康にも良い薪ストーブはお薦めです。少し手間がかかるのは愛嬌のうち。