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年越しは京都で 其の三2023.03.12

2022年12月30日 ほぼ晴れ
ホテルの近くにレンタサイクル屋さんがあった。京都の町はバスや電車ではなく自転車が便利だと思います。というのも自転車の速度や視線が、町並みを散策しながら旨いものや建築美そして小物雑貨など沢山の発見ができるツールとして適していると思うのです。
朝9時に自転車を借りて散策のはじまり。まずは京都駅の南側?(奈良寄り)方面に足を向けました。季節は師走というのに長野と比べると暖かく雪も無いため自転車でも快適です。この日最初の目的地は伏見稲荷大社です。地図も見ないで奈良方面をなんとなく自転車を走らせて気が付いたのですが、景色が町家の雰囲気からモノ作りの町へと移ってきました。私的な感想なので間違っていたらごめんなさい。
20分ほど自転車を走らせて伏見稲荷駅に到着しました。京都の町は自転車も駐輪場に停めなければならない町。そして駐輪場は有料が多くこの伏見稲荷駅前の駐輪場も記憶では1000円程度だったかと記憶しています。車の駐車料金と変わらないですね。

ほどなく伏見稲荷大社に到着して驚いたのは御朱印を発行してくれるコンクリートの立派な御朱施設があったこと。さすがお稲荷さんの総本宮だけありますね。私も商売繁盛をお祈りました。
続いて三十三間堂へ。ここは数年前に風神、雷神などの仏像配置が創建当初に戻されたと聞いて久しぶりに行きたいと思っていた寺院でした。三十三間堂に向けしばらく鴨川河川敷をのんびり北に向かって走りました。鴨川の河川名にふさわしく鴨が気持ち良さそうです。京都の町は案内看板も親切に表示されており迷わず三十三間堂(蓮華王院)に到着しました。見どころの千体千手観音立像が納められている本堂はシンプルな外観と免振構造も考えられた建物ですが、昔の通し矢にちなんだ大的大会が少しのタイミングで見られなかったことは残念でしたが青空に本堂が清々しく見えました。

三十三間堂を後に産寧坂を散策しながら八坂神社を横切り、迫力のある三門の知恩院、楠に覆われた門構えが大好きな青連門院を眺め、南禅寺に到着。食事処を探しながら哲学の道を走ってたどり着いたのが銀閣寺(慈照寺)。総門を潜って右の曲がると両側と正面共に高い垣根に覆われた参道が現れ、歩く視線には垣根と参道しか見えないのです。銀閣寺の参道はアプローチとしてのワクワク感があり好きな空間のひとつ。前日訪れた金閣寺と対照的な色彩も興味深く、将軍足利のそれぞれの人柄(性格)を現すようですね。
(つづく)

 

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