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芸妓はん 舞妓はん2020.08.22

京都は好きな町です。
何回でも訪れたい場所なのですが、今やコロナ禍でなかなか行けない遠い町になってしまいました。



悶々としていたこの時期の週末、撮り溜まっていた番組で京都祇園の芸妓「沙月の四季」というTV番組を見ました。
15歳から舞妓となり今や祇園で7年連続一番人気となった芸妓のはなし。
著名人、文化人と会話を楽しみ、指名があれば一日複数回芸妓として座敷に足を運ぶほどの人気らしい。その人気の秘訣は舞の所作と接客にあるようだ。舞での手先の動きが美しく、会話を楽しくできるところに好感を持たれている。相手を楽しくさせる努力はせず、自分が楽しむことに徹すれば、自然と楽しい場となり、それが相手にも楽しさが伝わると。



これを設計の仕事に置き換えると、わくわくするような、あるいは家族が楽しく過ごせる家とするため、その建物を設計者が建て主となって楽しく真剣に設計に取り組むことでしょうか。いつも納期に追われ、深夜に及ぶ設計作業では楽しい設計作業とは言えませんね。反省です。
そして今回一番の見どころは「花かんざし」ちょっと女々しいでしょうか。いやそんな事はないのです。実に奥が深い。身に着けるかんざしが毎月(12回)変えることにも驚きでしたが、季節に合わせたかんざしのデザインが実に美しく日本の伝統文化が色濃く残り、細かな職人技に引き付けられました。
今まで京都といえば社寺仏閣を中心に歩き回っていましたが、京(日本)文化である伝統的な作法に焦点を当てた町歩きも良いものですね。
お茶屋遊びは到底叶わないにしても、今度は違った角度で京都を歩ければ….きっと設計の仕事にも役立てそうです。



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