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燕子花(かきつばた)2018.04.18

5月の連休の計画は未だたっておりませんが、以前コラムに執筆したこんな休日もいいのかな
そんなことを考えながら…
今は無き昔のHPシリーズ  コラムをご覧ください

【今は無きコラム其の三】

尾形光琳の燕子花(かきつばた)の図で有名な場所へ行ってきました
ここは本当に東京の青山なのか、と思うほど静かで広大で、そして起伏に富んだ庭園があります。庭園内には根津美術館があり、そこに有名な国宝「燕子花図屏風」が展示され、丁度今が庭園の燕子花と合わせて鑑賞できる絶好の季節
尾形光琳の描いた燕子花と庭園に咲く燕子花。私には菖蒲(あやめ)との区別も付きませんが、コトワザの通り甲乙つけ難い美しさがあり、手入れの行き届いた庭には本物の燕子花が綺麗な花をつけておりました。光琳の描いた燕子花図は金を多用した立派な屏風絵ですが、ここには当時の最先端であろう一つの花をトレースして転写する技術が採用されているようです。今の用語で言うとコピー・ペーストといったところでしょうか。構図が美しいから出来る技ですね

この日は良く晴れた穏やかな一日で、周辺の施設では結婚式なども多いのか、花嫁姿を何人か見かけました。そして、この庭園内にいくつも点在している茶屋でお茶会なのでしょうか、着物を着た夫人が列をなして颯爽と無言で歩く姿に思わずカメラを向けてしまいました。今年の連休は仕事の予定もあり、思い切って休めませんが、こんな日本の文化に触れる休みもたまには良いものだと感じた一日でした。 (現在進行中の参考にと、あらゆる建物に目を光らせた一日でもありましたが…)

 

あーどこかに行きたい!(2013年5月執筆)

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