命の洗濯2017年春 其の二2017.10.24
「5月4日 晴れ」
宿泊地 彦根からオートバイで京都へ向かいました。相棒を後部シートに乗せて…。
京都は連休ともなると観光客で混みそうなので早めにホテルを出て、先斗町にあるオートバイ専用駐車場に滑り込みました。この駐車場は屋根付き、囲いあり、そして大型ロッカーありの便利な駐車場です。無事オートバイを駐車し、近くのレンタサイクル店で自転車を借りました。京都は自転車に限ります。まずは四条通りのVUITTONを建築ウォッチング。ガラス越しの金色に輝く(風に見えた)ファサードの中身はアトランダムなサイズの木材だったことにびっくり。周りでこんな見学をしているのは恐らく私だけ。
四条通りは人混みでごった返してきたので自転車で空いている路地を気持ち良く漕いでいると東本願寺が見えてきました。ここは修学旅行以来ですが、今回の目的はこのお寺の地下にあります。
古い建物に近代的な建築を地下に隠したデザインは、ヨーロッパの旧市街改修に似ているように思います。(街並みを保存しつつ快適に暮らす)それにしても京都のお寺はお金があるのでしょうか。この地下がすごいことになっております。 円形コンクリートの内部が大きな視聴ホールです。このホールで説法を聞きながら暫しのウトウト…。
続いて建築家 内藤廣氏設計の「とらや」で休憩。中庭のある外テラスで春の気持ちよい風を感じつつ、建築的なディティールをキョロキョロと挙動不審のような振る舞いで鑑賞しつつ和菓子を堪能しました。
京都御所を見学しながら「阿闍梨餅」でお土産を購入。旅行前に悪友が「京都といったらこれだろー!」と力説するので寄ってみましたが確かにお薦めです。
そして青蓮院(しょうれんいん)へ。門前には大きな楠がまるで仁王のような形相でそそり立っています。この楠は天然記念物のようです。
ここは青い蓮の襖絵がお薦め。あっ 私的には ですが。
院内にある好文亭を横目に庭園を散策していると、竹の小路で海外の旅行客が写真撮影に群がっていました。青竹もなんだか京都らしいですね。
最後に相棒が行きたいという南禅寺へ。これまた古い社寺に近代構築物(水路)が良く合います。ここも写真撮影の旅行者で落ち着けなかったので、当日の写真ではなく、以前早朝に訪れた時の写真を。「冬はつとめて…」そう枕草子で読まれている一文ですが、お寺の参詣は早朝がいいですね。(つづく)