赤和観音の枝垂れ桜2017.04.25
枝垂れ桜は山里に多く見られます。集団ではなく一本自己主張するかのように。そう自分の哲学に近いようで、こいつが好きなのです。だからなのか毎年この時期は里山に桜を探しに出かけます。
先日、お客さんとの打ち合わせの際、こんなことを話してくれました。「街道筋や山里の桜は、言わばお墓のようなもの。故人が亡くなった場所の印しとして桜を植えて…」皆がみなそうでは無いと思いますが、恐ろしいような、古に思いを馳せるような複雑な心境になりました。
写真は長野県の枝垂れ桜で有名な高山村の「赤和観音」の枝垂れ桜です。どうでしょうか。古の生活が少し想像できませんか。そこに見える桜を見るのではなく、その背景を想像して心の目で見ると更に物事が楽しくなりますね。