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2年経過した住宅を訪れて2016.05.17

先日の出来事ですが、雑誌取材の立ち合いで訪れた住宅の話をします。
竣工して2年が過ぎようとしているこの住宅は、私が言うのもなんですが、少しずつ住む人の個性が表れ、良い感じとなってきました。 完成した当時、まだ家具が入っていない部屋は粗削りの未完成なイメージで、少し冷たさも感じたものです。しかし、この2年で何とも心地良い癒しの空間に変貌し、いつも長居してしまうような家になっておりました。これは部屋に緑が点在し、色調を統一した厳選された小物たちが良いスパイスとなり、主役である家族が幸せそうに見えるからでしょうか。少なくとも私にはそう映りました。博学なご主人と、心優しい奥さん、そして何事にも興味を示すご子息。家族とインテリアが実にマッチした住まいなのです。
帰り際に最近購入されたピアノとギターをご家族で演奏してくださり、演者の後ろ姿を見ている私はというと、座り心地の良いソファで設計打ち合わせの時を思い起こしながら心地よい夢を見ているようでもありました。
(この住宅は夏頃に雑誌KURAに掲載される予定です)
ki

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