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旗竿地について2025.02.13

「旗竿地」という言葉を聞いたことはありますか?
これから住宅の土地を探している方々は恐らく耳にした事があるのではないでしょうか。簡単に言うと敷地が国旗の旗と竿のような形で道路から奥まったところが旗になるような変形の敷地です。資産価値で言うとあまり評価されていない土地ですね。
ただ、静かな環境、あるいは玄関までのアプローチが長く取れるなど、工夫によっては趣ある住宅の構えとなりうる魅力的な土地でもあります。土地も安い場合が多いですしね。
写真の物件も旗竿地に建つ住宅です。ここに至るまで紆余曲折ありました。設計初期の土地はこことは別の場所でしたが、法的な問題で思うような住宅が建てられず、土地探しから見直したのです。お施主さんから「候補になる土地を複数探しました!」と再び連絡があったのは数年後。そして土地の選定相談で良い印象だった敷地がこの場所だったのです。


道路から伸びる敷地、その先に茶系の壁が住宅です。右側には隣接する敷地を隠すように外壁と同色の塀を設け住宅との一体感を演出しました

住宅と目隠し壁に囲まれた中庭からは隣接住宅が見えず、空だけが切り取られた家族だけの落ち着いた空間となりました

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