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クラシックカーってカッコイイ!2025.01.19

最近BSフジの「The Classic car クラシックカーってカッコイイ!」を楽しく拝見しています。昔の車なので生産ライン工場のある大量生産車ではなく、ひとつひとつ手造りの車。もちろん大衆車というよりスポーツカーがメインなので空力も考えた個性あるデザインでまさしくカッコイイ!車なのです。その車には創り側の哲学があり、更に重量バランスや軽量化など技術的な工夫もデザインの一環として哲学を注ぎ込まれた芸術品ではないかと思うのです。
ここで住宅設計に置き換えると、設計にも哲学がありそれを突き通す意志の強さも必要かと思う。設計依頼者からの要望を只々図面化するのでは無く、その理由を良く考え、より良い方向へ設計を促す事が大切であり、それが建築家としての職能であると思うのです。
大量生産の車作りが住宅メーカーや工務店に例えるなら、施工会社と対等な関係にある建築家はスポーツカーを創る設計者と同じではないかと。それは熟慮した設計により機能的でありカッコイイ!建物を創る責務がある存在でなければならない。それが結果的にクラシックカーと同じように愛情が注がれた長く住み続けたい住宅になるのだと、なればいいな、と最近の反省も含め思うのです。

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