works実績

FAMILY2011

須坂市
木造

昭和54年に建てられた延床面積230㎡の親子三代が暮らす家。改修面積の広さゆえ、コストと手間がかかります。小住宅であれば新築のほうが安い場合も。しかし息子さん夫婦は、あえてご両親の建てた家を大切に残す「リフォーム」を選択しました。襖同士で繋がる居間と和室には、コタツとソファ。寒い北側の孤立した広い台所にはダイニングテーブル、時の流れと共に人と物が増え、生活の変化に住む人達の苦労が伺えました。工事の始まる直前、思い出の詰まった居間には、お祖母さんの誕生日を家族皆で楽しく祝った色紙の飾りつけが残されていました。

リフォーム後・・・・・・・・・・・
薪ストーブを中心にリビング、ダイニング、キッチンを一続きに。家族皆でゆっくりと寛げる広々とした居間空間になりました。ダイニングテーブル脇の柱は構造上残さざるを得ない既存柱。新築であればそこには作らない柱ですが、これがリフォームの証。昔の面影を残し家族を見守る柱の存在を感じます。キッチン背部にアクセントカラーを効かせた食品庫を。玄関ホールには、広々とした廊下の一部に湾曲させた壁を追加し、収納庫として活用しました。今回のリノベーションは賢いお施主さんのご要望により、住宅エコポイント及び耐震補強の補助金も使いました。

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