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アルキメデスの大戦2019.09.03

先日久しぶりに邦画を観てきました。映画館で邦画を観るなんてほとんどありませんが、なかなか設計者として共感が持てた映画でした。子供の頃、戦艦大和なる本を親に買ってもらいスペックを暗記するほどその本を眺めていたことをこの映画を観て思い出しました。今で言うオタクですね。
話は変わりますが【忖度】最近の社会ではこんな言葉に翻弄されていますね(私だけ?)この映画にも既に忖度が存在していたように感じます。というかいつの時代にも忖度は存在していたのでしょう。

菅田将暉」演じる天才数学者が戦艦の設計をすることは非現実的な設定ですが、忖度で動く日本の上層部と対峙するように何が大切なのかを考え物を創る(創りたい)という情熱が映画を通して伝わってきます。寝る間も惜しみ、食事もそこそこに設計に集中する。設計者として考えさせられるシーンでした。
私はというと残念ながら最近こんな情熱的な作業はしておりません。「予算が」「納期が」などは勿論大切なことですが、そうでなくもっと本質的な設計情熱、胸の奥底から湧き出る気合のようなもの。そんな気持ちをもう一度取り戻したい!そう思った映画でした。

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