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命の洗濯2017年春 其の三2018.03.01

【5月5日 晴れ】

この日は相棒をバイクの後ろに乗せ、滋賀県彦根から和歌山の高野山へと走りました。高速道路をタンデムで走るのはつまらないものです。晴れていることだし、景色を堪能しながら一般道をのんびり走ることにしました。ホテルを出て忍者の里でもある甲賀-伊賀を走り、途中狸の焼き物で有名な信楽にも少しばかり立ち寄り、奈良へ入りました。
奈良は寄りたい寺社仏閣が多く、走っていると道路標識の観光案内看板が私を誘惑してくるのです。ただ、道路はいつも渋滞で、ここを走るのは好きではありません。
でも奈良は好きです。大和三山でもある「香具山-かぐやま」「畝傍山-うねびやま」「耳成山-みみなしやま」の案内を目にすると、なぜか百人一首を思い出します。学生時代に暗記させられた歌ですね。

渋滞も抜け順調に和歌山県に入り、山道を前方の車に合わせて走っていると突然大門が姿を現しました。(写真は2017年10月の再訪時に撮ったものです)

大門を見学をしたいと思ったのですが駐車場が無いので先へ進み、中門の前にある駐車場へバイクを停めました。中門の先に根本大塔の朱色が鮮やかに見え、とても華やかな印象です。桜の花もまだ残っており、桜と大塔と金堂から聞こえる経の合掌が五感を刺激します。金堂では黄金週間限定?で結願を体験しましたが、周りは欧米観光客が多く、異教だろうな、なんておせっかいな事を考えながら貴重な体験をしました。

金剛峰寺を見学しご朱印を頂き、奥の院へも立ち寄りたいと考えていたのですが、帰りの時間を考え山を下りる事にしました。(奥の院は2017年10月に再訪できました)

細い山道を九度山まで下ってきました。真田丸で知った地名ですが、道路には真田六文銭ののぼり旗が風になびき、観光地化された印象を受けます。のぼりに釣られ真田屋敷後を見学。瓦など至る所に六文銭が刻まれ、今の大量生産の工業製品には無いオリジナリティーに手作り感を感じました。(つづく)

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